医療現場で長く働くコツ

上手く転職すれば長期的に医療の現場で活躍できます!

ワークスタイルは雇用形態によって異なる

 自分なりのワークスタイルを考えて働けるのは、看護師のメリットです。 看護師は雇用形態によって働き方を大きく変えることができます。 常勤で働きたいという人は多いですが、必ずしもそれ以外の雇用形態が常勤に比べて劣っているわけではありません。
年収では常勤が最も高くなる傾向があるのは確かですが、非常勤や派遣でもほとんど変わらないような年収になっている人もいます。

 ワークスタイルの面では、常勤は職場による規定に従わなければならない面があるでしょう。非常勤でも原則として職場の指示に従うことになりますが、シフト制の場合には時間の自由度が比較的に高くなります。 常勤では自分の希望するワークスタイルが実現しにくいという場合には、非常勤を選ぶのは賢い選択だと言えるでしょう。

 さらに自由度を高めたいという場合には、派遣を選ぶのも1つの手です。契約が定期になるので雇用は安定しないリスクがあるものの、看護師は需要が高いので基本的には職を失う心配はありません。契約が切れたら別の職場で働くという形で次々に新しい職場に移っていくことで、それぞれの職場での定めに従った働き方をすることになります。

 その際に、自分の希望するワークスタイルが認められている職場を選んでいけば、定期的にワークスタイルの変更が可能です。 ライフステージに合わせて納得できる形で働けるようになるのは、派遣を選択するメリットだと言えるでしょう。

働きやすい職場はライフステージごとに選ぶ

 女性にとって病院で医療に携わっていくのは厳しいというのが看護師の一般的な理解でした。それでもなお頑張ってきた看護師のおかげで医療業界が保たれてきたものの、人材の必要性が高まっていることを受けて女性が働きやすい職場が増えてきています。確かに新卒の際の雇用条件のままで働き続けるのは困難かもしれませんが、中途採用で勤務条件を少し変えたり、職場を選んで働いていけば問題が生じにくくなるでしょう。

 賢明な考え方として覚えておきたいのがライフステージごとに職場を選ぶということであり、転職を躊躇しないようにすると自由に働けるようになります。結婚直後はまだ家事の負担も少なく、育児の必要もないため仕事を重視した職場を選んでも問題ないでしょう。それによってキャリアをつけておくと先々に役立ちます。

 一方、育児が始まると子供の成長に応じて適切な職場を選ぶことが大切になるでしょう。まだ生まれたての頃は院内託児所がある病院が比較的働きやすく、幼稚園や小学校に通うようになったら残業のない待遇が理想的になります。また、子供が成長して高校生や大学生になったら自由に働けるようになるため、家事とのバランスを考えながらやりがいのある仕事ができる職場を選んでいくと良いでしょう。

 ライフステージに合わせるという視点に立って職場を選んでいくと、その都度、働きやすい職場で働けるようになります。勤務条件を吟味してその時に合った職場で働くことが看護師として長く働くコツかもしれません。ライフステージに合わせた計画的な転職のポイントを紹介しているサイト(http://change-workplace.com)もあるのでぜひ参考にしてみましょう。